歯肉炎は口の中の病気ですが、意外にもその原因は全身から来るものなのです。正しいブラッシングはもちろんですが、睡眠をしっかりとる、タバコを控えるなどの正しい生活習慣を心がけることも重要です。
ブラッシング不足により、歯垢が上手に除去できないと、歯に溜まり続けます。
歯磨きは毎日行っているという方がほとんどでしょうが、それでも間違ったブラッシングを続けていては歯垢が溜まってしまい、歯肉炎の原因となってしまう場合があるので注意しましょう。
歯並びが綺麗であれば、隙間は少なく歯ブラシも隅々まで届きますが、歯並びが悪い場合は隙間も多く、ブラッシングも難しくなります。その結果、歯垢が溜まりやすい環境になります。
過去に治療した虫歯の跡の被せ物に隙間ができていると、歯垢が溜まりやすくなります。ブラッシングを行っても歯垢を除去しきれないので、再度調整し直す必要があります。
口呼吸や歯ぎしりなども、歯肉炎の原因となります。
口呼吸を行うと、口腔内を綺麗にするはずの唾液が乾いてしまい、細菌が溜まり歯垢が付着しやすくなります。また歯茎そのものも弱くなります。
歯ぎしりも、歯茎にとっては都合の悪い癖です。無駄に強い力をかけてしまうと、歯茎への負担が炎症を引き起こします。
栄養バランスが偏るような食事や、甘いものの食べ過ぎ、間食が多いと歯肉炎を引き起こします。一般的に健康と呼べるような、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
喫煙で血の巡りが悪くなることはご存知でしょうか? 歯茎の血行も同様に悪くなり、歯肉炎が進行する原因となります。可能ならば禁煙を心がけましょう。
百害あって一利なしとも言われますが、無理な禁煙によりストレスを抱え込んでしまっては元も子もありません。ただし吸い過ぎは間違いなく良くないという事を念頭に置きましょう。
歯肉炎は、体の基礎的な抵抗力で防ぐことができます。
睡眠時間をしっかりと取るのも重要ですが、体に合わない枕を使用している場合も、十分な休息をとることができません。眠る環境も、歯の健康にとって重要になります。
また、運動不足も抵抗力の低下を招き、歯肉炎を引き起こす要因となります。仕事柄、運動不足に陥りやすい場合は、無理のない範囲でランニングやウォーキングを行いましょう。
歯肉炎だけでなく、他の様々な病気から身を守ることにも繋がります。
精神面でのストレスも、歯肉炎の原因となります。ストレスを抱え込まないのはもちろん、自分の趣味の時間を大切にするなど、ストレスの発散も大切です。
このように、歯肉炎の原因というのはお口の中だけでなく、体全体に潜んでいると言えます。逆に言えば、健康的な毎日を過ごしていれば予防にも繋がります。当院では、具体的な予防法についてもしっかりアドバイスを差し上げていますので、ぜひ一度お越し頂き、お話しを聞かせてください。
Copyright (C) 2014 歯肉炎対処術 All Rights Reserved.